ヤマキチョウの蝶道が見えた
2019年 05月 06日
数年前からとても気になっていた越冬ヤマキチョウの蝶道の疑問が今日解けました。
A地区とB地区との間が1km程度あるのですが、その間の蝶道と思われるゾーンがとても一人で追尾出来るような環境でなかったのですが、偶然、翅の傷んだ個体が居たことで、個体群がその間をかなりなスピードで移動することが解かりました。
新生ヤマキチョウには蝶道なんてものは無いけど、越冬ヤマキチョウにはフィールドの地形や環境に依って、蝶道を行き交う行動が一部に見られます。
それはギフチョウが蝶道を行動しているのと同じであり、越冬ヤマキチョウの探雌行動の一環なのです。
今期、観察しているフィールドはまさしく蝶道を行動する個体群なのですが、300m程度の範囲を飛び交っていると思われていたA地区個体群(3,4頭のオス)と1Kmほど離れた場所に300m範囲を行動すると思われてたB地区個体群(3,4頭のオス)が存在してました。
実はその個体群が若しかしたら、同じ個体群なのではないかと以前から疑念があったことは確かなのですが、今シーズンに観察した写真を検証して見て、その疑念に思った事がピンポーンだったのです。
5月3日、同じくA地区で見た同個体です。
5月5日、B地区で見た前翅の傷んだ個体。今日、検証して見て、前翅の傷んだ形状からA地区で見た個体と同じ個体と判明した。
こうして判明すると、思い当たる節があります。それは、A地区で観察していて、数頭飛んでいた個体が一時全く姿を見せなくなる時間帯が度々あったのですが、その時はお休み時間帯なのではと考えていたのです。今考えれば、それはB地区に移動して活動していたのです。(^.^)
by yamasakiiii
| 2019-05-06 15:37
| ヤマキチョウ