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スジボソヤマキチョウ雌雄同体の特徴比較

もう10月も2日目、昨年の10月1日にスジボソヤマキチョウの雌雄同体に最後に出遭って丁度1年が過ぎた。

振り返って見ると2018年月9月23日、24日、10月1日の3日間の出遭いがあり、今春に越冬後の再会を期待して何度か探したものの、出遭えなかった。

当時のことはyahooブログで記録しておいたのだけれど、今日、当時のシーンを改めて検証してみたので、当エキサイトブログで記載しておきます。

フィールド散策中、他の仲間4、5頭と一緒に飛び交っていたのですが、直ぐに雌雄型と判別がつくくらい強烈な出遭いだった。
しかし、目視では左右の色違いは分かったのですが、左右の翅の大きさが全く違うことが分かったのは、一段下に掲載した透過光シーンを撮った際だった。 事後、PCで見ると、この状態でも左右の大きさは相当に違っているのが分かります。
スジボソヤマキチョウ雌雄同体の特徴比較_e0405343_14435952.jpg

アザミで吸蜜する透過光シーンを見たときは、「なんだこりゃ!」と驚いた。
スジボソヤマキチョウ雌雄同体の特徴比較_e0405343_14435361.jpg

今日、当時の大量の画像から、左右(雄・雌)の特徴を比較をして見ました。 画面左は雌雄型個体の右側からの写真、画面右は左側からの写真。
スジボソヤマキチョウ雌雄同体の特徴比較_e0405343_14434893.jpg
相違点  ①右翅裏は薄緑色でメス♀、左翅裏は黄色でオス♂の特徴。
     ②右前翅(♀)より左前翅(♂)が一回り小さい。
     ③右後翅(♀)より左後翅(♂)が一回り小さい。
     ④右前翅(♀)の先端の尖りが多きい、左前翅(♂)の尖りが小さい。
     ⑤右後翅(♀)の先端の尖りが多きい、左後翅(♂)の尖りが小さい。
     ⑥前後翅裏にある褐色の紋の形状が左右で違ってる。
   
 右翅(♀)の外見上の形状は典型的なスジボソタイプ、左翅(♂)の形状はヤマキタイプに近く、時折、同定に迷われている形状。
この両タイプに分かれた形状が一個体で見られることも凄いですね!

by yamasakiiii | 2019-10-02 15:31 | スジボソヤマキチョウ

ヤマキチョウ便り


by 浅間の煙
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