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Oh my god!

晴れ時々曇り、午前中は相変わらず冷たい風が吹いて寒い、午後、体感温度が若干上がって来たので、蝶観察は無理だが、今期のフィールドの環境変化を確認に出かける。

浅間山の雪化粧も少し溶けて来た様です。
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今期、初めて浅間の煙を確認した。
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昨年から気になっていたオナガシジミの生息する林野の開発状況を見て驚いた、すっかり広大な地肌の荒野になっていました。
昨年の状況は下記の通り。(2019.5.6)
https://yamasakiiii.exblog.jp/28285010/
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既に大半の荒野地帯は隣のメガソーラー施設と同化する環境に近付いてます。オニグルミの巨木もコナラと一緒に伐採されて無造作に積み上げられてる。しかし、オナガシジミの大量生息地として認識されてたゾーンにはオニグルミの枝先部分がありません。(地中に埋めたと言われた!)
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現在、整地作業が行われているゾーンに移動すると、そこにはオニグルミの枝先がまだ残っていた。
ここでオナガシジミの卵を探していたら、作業員から「何をしているのですか?」と聞かれたので、「ここはオニグルミで生息する貴重な蝶が居た場所なんですよ、卵を救出したい」とお返事をしたら、「それは気の毒なことをしたね」と言う。
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暫く、探して、やっと卵がある枝先を発見したので、その周辺の枝を無造作に折り取って持ち帰ることにした。(穂先に3個の卵を発見!) 因みに、オニグルミの穂先は簡単にポッキリ折れます。
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取り敢えず、今日は12本だけ持ち帰ることにして、明日、徹底的に大量の枝先を持ち帰ることにし、作業員に伝えたら、「どうぞ自由にお持ち帰りください」と快諾を得た。(^.^)
幹は薪としての需要があるけど、枝先は全て地中に埋めているのだと言う。
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帰宅後、ヘッドルーペで12本の枝先を確認したら、3個の枝が1本、2個の枝が1本、1個の枝が3本、計8個の卵を確認した。それぞれの卵の部位に白いペンキでマーキングをした。
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5本の穂先をカット、水差しで作業終了でした。
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オナガシジミの卵は造形的にとても美しいのです。
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白い部分は目印のペンキです。
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帰路、気温は低いけど、居住区内のマイフィールドを覗いて見たら、ヒオドシチョウ1頭のみ活動していた。
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白樺の小枝からシロップが流れ落ちており、そのシロップを吸ってました。
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午前中の寒さで、今日は出かけるつもりは無かったけど、思い切って腰を上げたのが幸いでした。既に地中に没した卵は残念だが、明日はオナガシジミの救出作業で忙しくなる。

オナガシジミの救出作業はこれで3回目、過去の記録は下記の通り。
https://yamasakiiii.blog.fc2.com/blog-category-22.html


by yamasakiiii | 2020-04-06 18:34 | オナガシジミの観察記録

ヤマキチョウ便り


by 浅間の煙
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