コヒョウモンモドキの食草の多様性(越冬後)を見た
2020年 05月 10日
今日も朝から曇り空、しかし暖かい、お昼時には2時間くらい太陽も顔出した。
再度、コヒョウモンモドキの生態観察に出かけた。
この蝶の食性がとても気になっており、クガイソウだけではなくいろんな植物を食べることが分かって来ました。
今日はタチイヌノフグリ、オオバコ、クガイソウで食餌する場面を眼の辺りにすることが出来てラッキーでした。
オオイヌノフグリを食べるとは教わっていたけど、ここにはタチイヌノフグリしかなくて、それでも似た様な草だから、これでも食べることが分かった。
オオイヌノフグリと違って地面を這わず立ち上がるのが特徴、オオイヌノフグリは越年草、これは1年草です。花はとても小さいです。
最初は食餌時間では無かったので、食餌する証拠写真を撮るチャンスが無かった。
どうしても証拠写真が撮りたくて、長時間粘ってやっとその時間がやって来た。
これは葉縁からガムシャラ喰いのシーン
観察していると、舐め喰いもする様ですが、これが葉表からの舐め喰いのシーン、葉裏からも舐め喰いしてました。
オオバコで食餌することは越冬前の幼虫で既に見て来ましたが、越冬後でも喰います。
オオバコもこんなに派手に喰い散らかしておりました。勿論、集団で食べたのでしょうけど。
しかし、一番好きなのはやはりクガイソウの様です。芽だしが遅い植物なので、幼虫が覚醒する前に伸びたクガイソウでは集団でも何とか喰い尽しにならないでしょうが・・・・
芽だしが遅かったクガイソウではこんな感じで、喰い尽し状態になるようです。
こんな状況になり、近くにクガイソウが無い場合に、オオバコやタチイヌノフグリに分散移動している様でした。
今まで、コヒョウモンモドキがこんなに多食性の逞しい蝶だとは思わなかった。しかし、今、絶滅がとても危惧されてる様ですね。
いずれにしても、クガイソウ、オオバコ、オオイヌノフグリ、タチイヌノフグリ全てオオバコ科植物なのです。
タチイヌノフグリで食餌するコヒョウモンモドキの幼虫をユーチューブ動画でUPしました。
by yamasakiiii
| 2020-05-10 18:42
| コヒョウモンモドキの生態観察